旭山動物園の「ペンギンの散歩」は、札幌から日帰りでも見られます。ただ、冬の動物園は開園時間が短く、散歩は1日2回。どちらか1回を見て帰るのと、2回とも落ち着いて見るのとでは、旅の満足度がかなり違ってきます。旭川に1泊すれば、1枚で2日入園できる入園券を使って、午後の回と翌朝の回を両方見られます。
この記事では、ペンギンの散歩の時期と時間、冬の開園時間、札幌からの日帰りとの違いをふまえて、どう泊まれば散歩を無理なく楽しめるかを整理します。旭川のどのエリアに泊まるかは、旭川はどこに泊まる?で詳しくまとめています。
ペンギンの散歩は、冬の雪の上だけのイベント
目的は、冬の運動不足の解消
旭山動物園のペンギンの散歩は、キングペンギンたちが雪の積もった園路を列になって歩く、冬だけのイベントです。見た目のかわいらしさで人気ですが、動物園によると、冬場の運動不足を解消し、次の繁殖シーズンに向けた体力をつけることが本来の目的です。
コースは、ぺんぎん館からイベントホール付近までの園路を往復する、およそ500mの道のりです。見学者はコースの両脇から、目の前を歩いていくペンギンを見送る形になります。
期間は、雪が積もっているあいだだけ
散歩が行われるのは、園路に十分な雪が積もっているあいだだけです。2025年から2026年のシーズンは、2025年12月18日から始まり、積雪がなくなる3月中旬ごろまで、毎日実施する予定と発表されていました。
開始日は雪の積もり方によって毎年変わります。2026年から2027年のシーズンの日程は、動物園の公式サイトで発表を確認してください。また、12月30日から1月1日までは動物園自体が休園です。
散歩は11時と14時30分の1日2回
3月からは1回になる
2025年から2026年のシーズンの案内では、ペンギンの散歩は1日2回、午前11時からと午後2時30分からでした。ただし、3月以降はペンギンの羽が生え変わる時期に入るため、午前11時からの1回のみになる予定と案内されています。
つまり、2回のチャンスがあるのは12月下旬から2月末ごろまでです。3月に行く場合は、11時の回に合わせて動物園に着いている必要があります。
ペンギンの体調やコースの状態で中止になることも
動物園は、ペンギンの状態やコースの状況によっては、急に中止や変更になる場合があると案内しています。また、見学のマナーが守られない場合は散歩を中止することもあるとしています。フラッシュでの撮影や、コースに入ったりペンギンに触ったり、雪を投げたりする行為は禁止されています。
野生に近い形で暮らす生きもののためのイベントなので、「必ず見られるショー」ではないと考えておくのがよさそうです。だからこそ、チャンスが2回あることには意味があります。
冬の開園時間は、10時30分から15時30分まで
旭山動物園の冬期開園は、2026年から2027年のシーズンは11月11日から翌年4月7日までの予定です。開園時間は10時30分から15時30分まで(最終入園は15時)と、夏に比べて短くなっています。
開園から閉園まで、わずか5時間。そのあいだに、11時と14時30分の2回の散歩があります。園内は坂道が多く、冬は雪で足元も悪いので、ぺんぎん館やあざらし館、ほっきょくぐま館などを回っていると、5時間は思った以上にあっという間です。
札幌から日帰りすると、何が起きるか
往復4時間強の移動と、5時間の開園時間
札幌から旭山動物園へは、特急で旭川駅まで約1時間25分、そこから路線バスで約40分。乗り換えを含めると、片道2時間強、往復で4時間を超えます。
11時の散歩に間に合わせるには、札幌を朝早くに出る必要があります。そして午後の14時30分の回まで見ると、閉園の15時30分まではすぐです。帰りのバスと特急を考えると、動物園での時間はずっと時計とのにらめっこになりがちです。
見やすい場所は、早めに埋まる
散歩のコース沿いは、始まる前から見学の人で埋まっていきます。とくに週末や連休は、よく見える場所を取るために早めに並ぶ人も多く、到着が遅れるとペンギンの頭だけが人垣の間から見える、ということにもなりかねません。
日帰りで1回しか見られない場合、その1回で良い場所を取るために、園内のほかの展示をあきらめて早めに並ぶことになりがちです。
旭川に泊まると、「おもてなし券」で2日入園できる
1枚1,000円で、2日間入園できる入園券
旭川観光コンベンション協会は、旭川市内のホテルや旅館に泊まる人だけが買える「旭山動物園おもてなし券」を販売しています。1日入園券と同じ1,000円で、2日間入園できる入園券です。
使い方には条件があり、1日目は12時以降に入園、2日目は12時前に入園する必要があります。2日目に入園するときには、宿泊を証明する書類の提示が求められます。18歳以上の大人が対象で、旭川市内の協賛店で割引などが受けられる特典もついています。販売場所や最新の条件は、協会のサイトで確認してください。
1日目は午後の回、2日目は午前の回
この入園券の条件は、ペンギンの散歩の時間とよく噛み合います。
- 1日目:昼に旭川に着き、12時以降に入園。午後の展示を見て、14時30分の散歩を見る
- 旭川に泊まる:夜は温かいお風呂とラーメンで体を温める
- 2日目:朝のバスで動物園へ。12時前に入園して、11時の散歩を見る。午後は1日目に見られなかった展示を回る
1日目に散歩の雰囲気やコースを見ておけば、2日目はどのあたりで見るとよいかもわかっています。2回のうち1回はとにかく近くで、もう1回は少し引いて全体を眺める、といった見方もできます。
なお、入園料は2027年4月29日の夏期開園から大人1,400円に改定されると発表されています。この冬のシーズンは1,000円のままですが、おもてなし券の料金や条件も変わる可能性があるので、行く前に確認しておくと安心です。
冬の旭山動物園へ行くときの注意点
- 服装:冬の旭川は冷え込みが厳しく、散歩を待つあいだはじっと立っていることになります。厚手の上着、手袋、帽子、滑りにくい靴を用意しましょう。
- 足元:園内は坂道が多く、雪や氷で滑りやすくなります。旭川駅前から動物園へのバスも、冬は雪で遅れることがあるので、時間には余裕を持っておきましょう。
- 休園日:12月30日から1月1日は休園です。年末年始に行く場合は注意してください。
- 散歩が1回になる3月:3月以降は11時の1回のみの予定です。3月に行くなら、11時までに確実に入園できるよう、旭川に前泊しておくのがおすすめです。
旭山動物園のペンギンの散歩まとめ
- ペンギンの散歩は、雪が積もっている冬だけのイベント。2025-26シーズンは12月18日から3月中旬まで
- 時間は11時と14時30分の1日2回。3月以降は11時の1回のみの予定
- 冬の開園は10時30分から15時30分まで。札幌からの日帰りだと、動物園での時間は限られる
- 旭川市内に泊まる人は、1,000円で2日間入園できる「おもてなし券」が使える
- 1日目は午後の回、2日目は午前の回。泊まれば、2回とも落ち着いて見られる
ペンギンたちがよちよちと雪の上を歩く姿は、短い時間でも心に残る光景です。せっかく冬の旭川まで行くなら、時計を気にせず、2回ともじっくり見送ってみてください。
旭川の宿を探すときは、楽天トラベルやじゃらん、一休.com、Booking.comなどで、旭川駅前のホテルを見比べてみてください。動物園行きのバス乗り場に近いか、大浴場があるかもチェックしておくと、冬の旅がぐっと快適になります。
冬の北海道をもう少し旅するなら、さっぽろ雪まつりの宿はいつ予約する?や流氷はいつ行けば見られる?もあわせてどうぞ。
よくある質問
Q. 旭山動物園のペンギンの散歩は、いつから見られますか?
ペンギンの散歩は、園路に十分な雪が積もってから始まる冬のイベントです。2025年から2026年のシーズンは、2025年12月18日から3月中旬ごろまで毎日実施する予定と案内されていました。開始日は雪の状況で毎年変わるため、行く年のシーズンの日程は旭山動物園の公式サイトで確認してください。
Q. ペンギンの散歩は何時からですか?
2025年から2026年のシーズンは、午前11時からと午後2時30分からの1日2回でした。3月以降はペンギンの換羽期に入るため、午前11時からの1回のみになる予定と案内されています。ペンギンの体調やコースの状態によって中止や変更になることもあるので、当日は動物園の案内を確認してください。
Q. 札幌から日帰りで旭山動物園に行けますか?
行けます。札幌から旭川駅までは特急で約1時間25分、旭川駅から動物園までは路線バスで約40分です。ただ、冬の開園時間は10時30分から15時30分までと短く、往復の移動に4時間以上かかるため、動物園での時間は限られます。ペンギンの散歩を2回ともゆっくり見たいなら、旭川に泊まって「おもてなし券」を使う方法もあります。




